文部科学省の調査によると、日本の公立学校で「日本語指導が必要」とされる児童生徒は、2025年度に84,759人となり、過去最多を更新しました。約10年前と比べると、人数はおよそ2倍に増えています。
背景には、日本で暮らす外国ルーツの子どもの増加があります。家庭で使われる言語も多様化しており、中国語やポルトガル語、ベトナム語など、さまざまな言語環境の中で育つ子どもたちが学校で日本語を学んでいます。
一方で、海外には日本語を学び続けようとしている子どもたちもいます。補習校に通う子どもたちの多くは、現地校では別の言語を使いながら、日本語で読む・書く・話す力を維持しようとしています。
立場は異なりますが、日本で日本語を学ぶ子どもたちと、海外で日本語を学ぶ子どもたちには共通点があります。それは、「ことばを通して人とつながろうとしている」ということです。
ことばは、授業を理解するための道具であると同時に、自分の気持ちを伝えたり、友達と関係を築いたりするための大切な手段でもあります。また、日本語は家族や文化、ルーツとつながる入り口にもなります。
海外で生活していると、日本語を使う機会を意識してつくる必要があります。補習校での学びや家庭での会話は、の大切な機会の一つです。日本語を通して人とつながり、自分の考えを伝える力を、これからも育んでいきたいと思います。
