1年生の教科書の音読はスペースを意識して

日本語学習における効果的な学習方法の一つとして音読が挙げられます。日本の多くの小学校では、音読の宿題が出されていますよね。

音読の時に注意したいことは、文節を意識して意味をとらえながら読むことです。大人は漢字、カタカナ、ひらがなが混在した文章に慣れており、漢字を見ることで文章の意味を捉えやすくなります。

しかし、漢字の使用が少ない低学年の教科書では、ひらがなで記されている文章が多く、大人でさえも意味の切れ目を見失うこともあります。

小学校一年生の教科書は、文節の切れ目にスペースが入っていて、読みやすくなっています。

(例)

一ねん二くみの 子どもたちが たいそうを して いると、空に、

大きな くじらが あらわれました。

「くじらぐも」(光村図書)より引用

ぜひ、意味の切れ目も意識しながら音読できるように声かけをしてみてはいかがでしょうか。