秋の夜空を見上げるとき、日本には「十五夜(じゅうごや)」と呼ばれる特別な日があります。旧暦の8月15日にあたる日で、美しい満月を鑑賞する風習「お月見」として親しまれてきました。
2025年の十五夜(中秋の名月)は10月6日(月)です。十五夜は毎年同じ日ではなく、暦の関係で9月になる年もあれば、今年のように10月になる年もあります。
お月見は平安時代に中国から伝わった「中秋節」が起源とされ、日本では月見団子やススキを飾り、収穫や豊作を祈る行事として発展しました。団子は丸い形で月を表し、ススキは稲穂の代わりとされています。
秋が深まる10月の夜、家族で月を見上げる時間を持つことは、日本の文化を身近に感じる良い機会になります。今年は10月に訪れる十五夜、ぜひお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。