電話に出るとき、日本では「もしもし」と言うのが一般的です。毎日のように使う言葉ですが、なぜ「もしもし」と言うのでしょうか。
実は、「もしもし」の語源は「申す(もうす)」という言葉です。明治時代に電話が普及し始めた頃、相手に「これから話します」という意味で「申し上げます」「申します」と言っていました。それが次第に短くなり、「申す、申す(もうす、もうす)」となり、さらに「もしもし」に変化したと考えられています。
当時の電話は現在ほど音声がはっきり聞こえなかったため、「聞こえていますか」という確認の意味もあったと言われています。
一方、英語では電話に出ると「Hello」と言うのが一般的です。同じ電話でも、日本語と英語では最初に交わす言葉が異なります。
最近ではスマートフォンの普及により、「もしもし」よりも名前を呼んだり、「はい」とだけ答えたりする人も増えています。それでも、「もしもし」は100年以上使われ続けている日本語の一つです。
普段何気なく使っている言葉にも、歴史や時代の変化が隠れています。家族で電話をするとき、「どうして『もしもし』と言うのかな」と話してみるのも面白いかもしれません。
