言葉と文化は結びついている

子どもたちが言葉を習得する中で、生活環境の影響はかなり大きいと感じます。

例えば、田んぼの「田」という字。日本であれば小学校1年生くらいで習う漢字です。日本であればお米が主食なので、日本人で「田んぼ」を知らない人はほとんどいないでしょう。

しかし、お米を主食にしているのは主にアジアの国々です。今でこそ、スマートフォンで画像を見せながら説明できますが、アメリカやヨーロッパで育った人に「田んぼ」の意味を言葉だけで説明するのは難しいかもしれません。

中国語なら独自の重さの単位「斤」(500g)がありますし、英語ならマイルという長さの単位があります。

言葉も文化の一部といえるので、外国語を習得するには文化も学ぶ必要があります。