書く練習はまだChat GPTにはできない

ChatGPTに代表される生成AIが登場してから1年が経ち、多くの活用法が書籍やインターネット上で紹介されています。

英語学習においても、雑誌で特集が組まれることもあり、注目の高さがうかがえます。かねてより私も、ChatGPTを使ってどのような英語学習ができるか試していますが、活用の幅広さに驚いています。

日本語学習でも、日本語を母国語としない人々にとって、ChatGPTが有用な学習ツールになり得ると思います。しかし、日本語を読んだり書いたりするためには、ひらがなやカタカナ、そして何百もの漢字を覚えなければなりません。ChatGPTを用いて文字の書き方を学ぶことは可能かもしれませんが、パソコンで文字を変換するのと、実際に手で文字を書くのとは異なります。

文字が正しく書けているかを確認するためには、やはり自分以外の誰かにチェックしてもらうのが一番です。特に学習途中の子どもたちが、見たままの文字を正確にアウトプットできるとは必ずしも言えないと思います。

将来的にChatGPTが文字の訂正を上手に行えるようになるかもしれませんが、現時点では、文字を書く練習は人との関わりの中で身についていくものだと感じます。