多くの日本人にとって特別な連休であるゴールデンウィーク。実は、お隣の中国でも「労働節(ろうどうせつ)」と呼ばれる連休があり、同じ時期に祝われていることをご存知でしょうか?
労働説は、その名の通り、労働者の貢献を称える「メーデー(May Day)」に由来する休日です。毎年5月1日を中心に祝われる国民の祝日で、親しみを込めて「五一(ウーイー)」とも呼ばれています。
2025年は5月1日(木)から5月5日(月)まで5連休となり、多くの中国人がこの期間を利用して旅行やレジャーを楽しみます。この連休期間中、多くの中国人が故郷に帰ったり旅行に出かけたりするため、新幹線や高速道路の大渋滞、観光地の混雑など、日本のGWと驚くほど似た光景が見られます。
ちなみに、中国政府が前後の土日を平日と振り替えることによって5連休になります。振替のため4月27日(日)は出勤日となるのが日本とは違うところ。
また、2025年は5月31日から端午節の3連休も始まるため、5月は中国人にとって旅行シーズンとなります。同じ時期に、東アジアの隣国で似たような「連休ムード」が広がるのは、私たちの生活様式に意外な共通点があることを示す興味深い現象と言えるでしょう。